『剣岳』を探す
ふと、思い立って、近所の小さい本屋に行き、
「新田次郎の『剣岳』はありますか?」
と尋ねたところ、よりによって、店員がマンガの棚に眼をやりながら、
「マンガですか?」
と聞き返してきた。
「いやいや、映画の原作ですよ」
と答えると、今度は、ハードカバーの棚を探し始めたので、
「新田次郎だから、文庫じゃないですか?」
と言った。そして、店員よりも先に、平積みになっている『剣岳』を見つけてしまった。
質問した意味が無い。
小さい本屋なんだから、何を置いているか把握しても良いのではないかと思う。
しかも平積みにしている本だから、なおさらだ。
最初に新田次郎を漫画家と間違えたのは、おそらく、尋ねた人の風体に知性が感じられなかったからではないか、と思う。
| 固定リンク


コメント
うちの弟は、見ず知らずの少女に道で突然、「ねーねー、漫画いっぱい持ってる?」と尋かれたそうです。
投稿: しの | 2009年7月27日 (月) 13時09分
「いっぱい」というところに、どこか尊敬の念が感じられます。
投稿: 波泳兼光 | 2009年7月30日 (木) 23時48分